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​実践

24. つばめ

〈ブルグミュラー25の練習曲より〉

この曲で学ぶこと

まとめ ②

 - 16分音符のアーティキュレーション

 - 3声部:右手(アルト)+左手2声部(バスとソプラノ)

  バスとソプラノ:会話とQ&A

  アルト:背景色の分散和音

 - ペダルの活用(ダンパーペダル/ソフトペダル)

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16分音符のアーティキュレーション

タタタタ(タカタカ)…と言いながら16分音符を打鍵する練習。(参考:18.「不安」

指の都合で打鍵すると走りがちになったり遅れがちになったりします。

​指を曲のビート・テンポに合わせるよう徹底します。

3声部:右手+左手2声部

右手はアルト,左手はバスとソプラノを取ります。

左手はバス・ソプラノそれぞれのメロディラインを確かめた上で,跳躍の練習をします。

バスはIn/Outの打鍵でジャンプし,ソプラノの音の位置で正確に着地できるよう,ジャンプの強さや角度を工夫します。前腕(の筋肉)をクレーンのように動かして移動するのは×です。

打鍵はいつでも,重力を活用します。

バスとソプラノ:会話とQ&A

バスとソプラノの跳躍練習をしていると,バスとソプラノが掛け合い,会話をしていることがだんだん読み取れてくるでしょう。そうしたらこの会話にQ&Aをふってみます。そして会話のクライマックスがどこにあるか確かめます。

アルト:背景色の分散和音

​できるだけ手のポジションを変えず(手を動かさず),指先で鍵を軽くはじくくらいの軽いタッチで弾きます。そのタッチを最初から最後まで変えず,背景色を作る役割に徹します。

ペダルの活用(ダンパーペダル/ソフトペダル)

ダンパーペダルなしで弾くとドライな音楽になるので,バスのところでほんの数ミリ程度踏んで弾くとよいでしょう。加減を研究してみてください。

​音が小さくなる箇所(7,9,17,24小節)は適宜ソフトペダルを使うとよいでしょう。ソフトペダルはグランドピアノの場合,1mm踏むだけでも音色がガラッと変わるので,こちらも踏み加減を研究してみてください。

ダウンロード用楽譜

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24.「つばめ」

24.「つばめ」解説入り

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