
Notallena Method
ノータジェーナ・ピアノメソッド
世界のピアニストたちの奏法が
留学なしに,特別なレッスンなしに
〈自宅で〉学べる日が来ました
Introduction
ピアノの練習とは
指を動かすこと
ではなく
音を作ること


ピアノの音は
弦をハンマーが叩くことで
作られます
打弦のために
弾き手は鍵盤を
打鍵します

打鍵すべき音は
楽譜にすべて
書かれています

打鍵すべき音を,楽譜から読み取り
正確に打鍵し,音楽を作る
それをできるようにするための技法
それがピアノメソッドです

Concepts
重力の活用
ピアノは人間の体よりずっと大きくて重い楽器です。
そしてピアノの弦は数トン分もの強さで張られています。
この大きくて強いピアノから最良の音響を引き出すためには人間の力だけでは足りません。〈重力〉の力を借りる必要があります。
ピアノの技法は,地球の重力をいかに効率よく活用し,鍵盤にその力を伝えるか,それだけでできていると言っても,実は過言ではないのです。
見る・触れる・聞く(視覚・触覚・聴覚)
音楽は,音の連なりでできています。すべての音を的確に打鍵するには〈楽譜を読む力〉〈正確な打鍵〉〈音を聞く力〉が必要です。つまり,視覚・触覚・聴覚のフル活用です。
視覚:楽譜を見る,空間の認知,打鍵の目視,など
触覚:鍵盤と触れる指先の感覚,手の形,など
聴覚:鳴らした音を聞き取り確認する,など
最近は「ピアノは脳で弾く」とも言われます
タッチ
タッチとは,指先の鍵盤への触れ具合を言います。
打鍵には重力を使いますが,指先に手の重みをのせるとき,微妙に角度を変えたり,のせる重さを変えたり ,スピードを変えたりすると,弦に伝わる力加減も変わり,鳴る音色も変わります。絵画でいえば絵の具の色の数,あるいは絵の具の種類。音色をたくさん持てば持つほど表現の世界も広がります。
指は,タッチを作るために使います。
レガートとハーモニーバランス
楽器演奏・歌唱の技法の8割以上が「レガート」のためにあると言われています。
ピアノの技法も8割が,レガートとハーモニーバランスのためにある,と言えるでしょう。
ピアノの場合,レガートは手の重みと重力で作っていきます。ときにダンパーペダルも活用します。指は指先は鍵盤に置いておくのみ,指先に手の重みをのせて鍵を沈め,それを打鍵と呼びます。ハーモニーバランスは,各指先にのせる手の重さを微調整してとります。
楽譜を正確に読む
楽譜には音符と休符,速度表示,スラーやスタッカートなどの記号,強弱記号,楽語記号,反復記号などが書き込まれています。これは,音楽を構築するための設計書であり,正確に読取り,音にしていく必要があります。
楽譜の読み方にはさまざまなルールがあります。楽譜に明記された読み取りやすいルールもありますが、フレージングや和声進行や形式など,音楽理論を学ばなければ読み取れないものもあります。少しずつ実践的に学んでいきます。
Music Scores
実践編に準拠した楽譜をご用意しております

