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実践
7. 清流
〈ブルグミュラー25の練習曲より〉
この曲で学ぶこと
三声部を学ぶ
- 右手2声部+左手1声部
- 打鍵:右 手を1と2ー5に分ける
- 各声部の役割と奏で方

三声部とは
3つのメロディが重なり合う曲を三声部の曲と呼びます。
「清流」の場合,右手の上向きの棒(3連符)がソプラノ,下向きの棒(赤)がアルト,左手がバスになります。(下の譜例を参照)
3つそれぞれが独立したメロディを持っています。

練習方法
主旋律(アルト)を奏でる
最初の8小節間はアルトが主旋律になります。
アルトの旋律を,1の指だけでレガートで弾く練習をします。
ダンパーペダルを使って練習します。打鍵はできる限りStayを維持します。

アルトとバスを一緒に奏でる
アルトはフレーズのルール(読譜編6〈フレーズ①〉)どおりに弾きます。
バスはソとレを単純に往き来します。この往き来は1〜8小節まで続きます。この間,音の大きさや質を変えず,手は上から押さえつけられているかのように,できるだけ上下に動かさずに弾きます。

ソプラノとバスを一緒に奏でる
ソプラノの三連符の最初の音はアルトが1の指で押さえているので,三連符の2つめと3つめだけ弾きます。指先で軽く鍵をかするくらいの,ごく軽いタッチで弾きます。
バスは上と同じよう に,手をできるだけ動かさずに弾きます。

9〜16小節の構造
アルトがなくなり,ソプラノとバスの二重唱になります。
ソプラノの音型は1〜8小節と同じですが,1つめの音符(赤い音符)がさりげなく主旋律となっており,バスと重唱する形にな っています。

右手:赤い音符に少し重みをのせ,ラの音は軽くかするくらいのごく軽いタッチで弾きます。
左手:主旋律になります。前半と違って朗々とフレージングしていきます。
ダウンロード用楽譜
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