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技法
2. タッチ①
タッチとは
タッチとは,打鍵の際の,鍵盤への指先の触れ具合を言います。
打鍵するスピード(素速く打つか,ゆっくり押すか)
角度(直角に振り下ろすか,斜めに押すか,水平になでるか,など)
重さ(手と腕の重みをフルにのせるか,指先のわずかな重さだけのせるか)
など,また,これらを組み合わせることで様々な色合いの音を鳴らすことができます。

打鍵のスピードや角度,重さ,あるいは強さの加減が多彩であればあるほど,音も多彩になります。この多彩な音を「音色(おんしょく)」と呼び,音色が多ければ多いほど,表現豊かな演奏が可能になります。
タッチ・音色は,打鍵の加減と耳(聴く力)でつくっていきます。
要・脱力
姿勢をいまいちど確認します。
丹田から足の裏まで,下半身の土台を作っておきます。
上腕,前腕,手首,手指の,不必要な力は抜いておきます。
【実践】
1. 下の譜例に従って、最大音で打鍵し、弦をたっぷり振動させます。


2. 上の譜例で、最小音、中くらいの音でも打鍵します。
3. 次に、下の譜例の強弱記号、アクセント記号の音が鳴るように打鍵を工夫してみます。
右手、左手とも、指1本ずつ行います。


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